光明寺 (長岡京市) (Komyo-ji Temple (Nagaokakyo City))
光明寺(こうみょうじ)は、京都府長岡京市粟生にある寺院で、西山浄土宗の総本山である。
由緒
法然を慕い帰依した、弟子の熊谷直実(れんせい:熊谷次郎直実)が、建久9年(1198年)に当地に、念仏三昧堂を建立したのが始まりである。
のちにここで法然の遺骸を荼毘に付し、廟堂が建てられた。
法然の石棺から、まばゆい光明が発せられたという。
四条天皇はそのことを聞いて、光明寺の勅額をあたえたという。
法然上人史跡
法然の石棺 光明を発したという伝説を持つ。
荼毘所 安貞2(1228年)正月25日、法然の17回忌に、ここで遺骸を荼毘に付した。
法然廟 遺骨を7日間供養し分骨し、その一部を当地に葬り、廟堂を作った。
蓮生墓所 建永2年9月4日(1207年9月27日)熊谷で予告往生を遂げた蓮生の遺骨は遺言により、念仏三昧院に安置された。
文化財
木造千手観音立像(平安初期の作・重要文化財) 京都国立博物館寄託
附属施設
西山短期大学
所在地
京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
交通アクセス
阪急電鉄京都本線長岡天神駅から阪急バス20・22系統で約10分