地蔵院 (京都市西京区) (Jizo-in Temple (Nishikyo Ward, Kyoto City))
地蔵院(じぞういん)は、京都市西京区にある臨済宗系の単立寺院。
山号は衣笠山。
本尊は地蔵菩薩。
周囲を竹林で囲まれていることから竹の寺の通称で知られる。
一休宗純は幼少時、この寺で修行したと伝えられる。
歴史
この寺は、1368年(応安元年)、室町幕府管領を務めた武将細川頼之によって創建された。
頼之は碧潭周皎(へきたんしゅうこう、宗鏡禅師)に帰依して出家した。
当寺の実質的な開山は碧潭周皎であるが、碧潭は法兄である夢窓疎石を勧請開山としている。
南北朝時代 (日本)には勅願寺となって寺運も興隆したが、応仁の乱の兵火により伽藍を焼失し寺運も衰えた。
江戸時代中期に中興され、江戸期には天龍寺に属した。
もとは臨済宗に属していたが、1968年(昭和43年)に独立して単立寺院となった。
文化財
重要文化財
銅造千手観音坐像 - 鎌倉時代。
像高27.9cmの小像。
細川頼之の妻の念持仏であったと伝える。
京都市指定文化財
方丈
庭園 - 方丈庭園は「十六羅漢の庭」と通称される平庭式枯山水庭園である。
所在地・アクセス
京都府京都市西京区山田北ノ町23
京都駅から京都バス苔寺・すず虫寺行き終点下車、徒歩3分