正法寺 (京都市西京区) (Shobo-ji Temple (Saikyo Ward, Kyoto City))

正法寺(しょうぼうじ)は、京都市西京区にある真言宗東寺派の寺院。
山号は法寿山。
本尊は千手観音(聖観音とも)。
洛陽三十三観音霊場番外札所、西国薬師四十九霊場第41番札所である。

歴史
この寺は、754年(天平勝宝6年)唐から日本へ渡来した智威大徳が修行した坊に始まるとされ、その後延暦年間(782年~806年)最澄がこの地に寺を建立したと伝えられ、弘仁年間(810年~824年)空海が入寺したという。
慶長年間(1596年~1615年)戒律の僧志徹が復興し、大原野の出身で江戸幕府5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院の帰依を得た。

文化財
重要文化財
木造千手観音立像 - 鎌倉時代初期の作。
像高181cm。
正面の顔以外に両耳の後に脇面を有する、「三面千手観音」と呼ばれる形式の像。
元来正法寺に伝来したものではなく、京都府南丹市園部町の九品寺 (南丹市)から移されたものである。

所在地
京都府京都市西京区大原野南春日町1102
阪急電鉄東向日駅から阪急バス南春日町行き終点下車徒歩10分

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