国阿 (Kokua)

国阿（こくあ、正和3年（1314年）－応永12年9月11日 (旧暦)（1405年10月4日））は、南北朝時代 (日本)から室町時代中期にかけての時宗の僧。
時宗国阿派・霊山派の祖。

「双林寺縁起」によれば、出身は播磨国で、俗名を箸崎国明と称し、1355年（文和4年/正平 (日本)10年）に出家して国阿弥陀仏と称したという。
熊野などの山岳における修行につとめ、「伊勢・熊野参詣の道者不浄を嫌わず参詣すべし」との神託を受け、その主張を広めて人気を博した。
京都東山 (京都府)霊山に正法寺 (京都市東山区)を建立して霊山派の本寺となり、また雙林寺 (京都市)を再興して国阿派の本寺となった。