大仏 (Daibutsu, a large statue of Buddha)

大仏(だいぶつ)は、巨大な仏像を指す通称。
中国などアジアの仏教圏では、天然の岩壁を彫刻した磨崖仏などが古くからつくられてきた。
日本では、聖武天皇が律令制における朝廷の威力を遍く知らしめるために仏教を利用し、東大寺の大仏を造立したのを嚆矢とする。
以降、現代に至るまで、大きな功徳を求めた願主によって各地に大きな仏像がつくられてきた。
日本では各地に「○○大仏」と称する仏像があるが、何メートルから「大仏」と称するかという基準は特にない。

日本三大大仏

第二次世界大戦前までは、「奈良の大仏」「鎌倉の大仏」「兵庫大仏」が「日本三大仏」と呼ばれていたが、兵庫大仏が戦時供出で取り壊されたため(現在の兵庫大仏は再建)、現在は「奈良の大仏」「鎌倉の大仏」については一致しているものの三つ目をいずれにするかについては異説ある状態である。
なお、現在、日本三大大仏を称しているのは「高岡大仏」「兵庫大仏(再建)」「日本寺大仏」「岐阜大仏」「牛久大仏」「東京大仏」「赤田の大仏」などである。

2007年5月4日のテレビ朝日『タモリ倶楽部』では、日本三大大仏を取り上げ三つ目の大仏を決定する特集をした。

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