檀林 (Danrin)
檀林(だんりん)とは、仏教寺院における僧侶の養成機関、仏教宗派の学問所をいう。
談林と書くこともある。
もともとは旃檀林(せんだんりん:栴檀(せんだん)という木の林)の略で、寺院のことをいったが、時代を経るにしたがって僧侶を養成する寺院、学問所のことを指すようになった。
特に江戸時代は、浄土宗の関東十八檀林、日蓮宗の下総飯高檀林(千葉県匝瑳市の飯高寺)、上総宮谷檀林(千葉県大網白里町の本国寺 (千葉県大網白里町))、京都松ヶ崎檀林(本涌寺:現在の京都市左京区の涌泉寺)、鷹峰檀林(京都市北区 (京都市)の常照寺 (京都市))などがあった。
なお、宗派によっては、学寮・学林・禅林などとも称された。