浄土文類聚鈔 (Jodo Monrui Jusho)

『浄土文類聚鈔』(じょうどもんるいじゅしょう)は、親鸞が著わした浄土真宗の根本思想を書き記した論書である。

製作年代は特定されていない。
主著である『教行信証』の前後であろうとされている。
だが、論義が分かれている。

内容としては、浄土三部経と龍樹・世親・曇鸞・善導の論書を引用している。
浄土教の教えと、浄土への往生の方法と、親鸞の中心思想である往相還相について述べている。

それに対して、『教行信証』は仏典だけでなく多くの典籍を引用することで詳説されている。
(そのため)、これを「広文類」と呼ぶ。
本書を「略文類」と呼び習わしている。

[English Translation]