真雅 (Shinga)

真雅(しんが、延暦20年(801年) - 元慶3年1月3日 (旧暦)(879年2月1日))は、平安時代前期の真言宗の僧。
父は佐伯直田公(さえきのあたいたきみ)。
讃岐国多度郡屏風浦の出身。
貞観寺僧正・法光大師と称される。
空海は兄である。

兄空海に師事し、空海の没後に弘福寺 (明日香村)・東大寺真言院などを引き継いだ。
847年(承和 (日本)14年)東大寺別当、翌848年(承和15年)には権律師に任じられた。
852年(仁寿2年)貞観寺を建立し、860年(貞観 (日本)2年)には東寺長者となった。
清和天皇・藤原良房の帰依を受け864年(貞観6年)には僧正に任じられて貞観寺僧正と称された。
また、輦車による参内が許されている。

879年(元慶3年)、貞願寺にて79歳で死去。
1828年(文政11年)、950回忌に際して法光大師の諡号が追贈された。

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