悪樓 (Akuru)

悪樓(あくる)は、日本神話に伝わる悪神。

概要

吉備国(岡山県)の穴海に住んでいた巨大魚。
その大きさは、近づく船をひと飲みにするほど。
『日本書紀』景行紀廿七年に表れる「惡神」「吉備穴濟神」、『古事記』景行天皇条に表れる「穴戸神」のことであるとする説がある。

伝承

ヤマトタケルが熊襲討伐後の帰り道にこの悪樓に遭った。
暴れ狂う悪樓の背にまたがるや、自慢の剣で退治した。
また、スサノオも悪樓と戦ったことがあるとする説もあるが、真偽は不明。

[English Translation]