総社 (Soja)
総社(そうじゃ、惣社とも書く)とは、ある地域内の神社の神を集めて祀った神社のことである。
令制国の神社を集めたもの、荘園や村の神社を集めたものがある。
郡・郷などの総社もある。
概説
国の総社
古代日本の国司にとって、着任後最初の仕事は国内の全ての神社を巡って参拝することであった。
平安時代になって国府の近くに総社を設け、そこを詣でることで巡回を省くことが広まった。
そのため総社は一般に国府の近くに置かれた。
かなりの数の総社は中世にいったん廃れ、後に再興されたものである。
中には今に至るまで再興されずにいるものや、どれが総社だったのかわからなくなってしまったものもある。