群書類従 (Gunsho Ruiju (Collection of Historical Documents))

『群書類従』(ぐんしょるいじゅう)は国書の叢書である。

編者塙保己一が古書の散逸を危惧し、41年をかけて収集・編纂したものである。
文政2年(1819年)、塙保己一が編纂した。
幕府や諸大名・寺社など多くの機関や人が協力し、江戸時代初期までに刊行された史書や文学作品、計1273種を収めている。

その後の歴史学・国文学等に多大な影響を与え、学術的な研究に貢献している。

構成

正編1270種530巻666冊からなり、以下の25部に分類されている。

神祇
帝王
補任
系譜

官職
律令
公事
装束
文筆
消息
和歌
連歌
物語
日記
紀行
管弦
蹴鞠

遊戯
飲食
合戦
武家
釈字

エピソード
塙保己一は群書類従の版木を製作させる際、なるべく20字×20行の400字詰に統一させていた。
これが現在の原稿用紙の一般様式の元となっている。

『三大編纂物 群書類従・古事類苑・国書総目録の出版文化史』

熊田淳美、勉誠出版、2009年 を参照。

[English Translation]