イクツヒコネ (Ikutsuhikone)

活津日子命(古事記)あるいは活津彦根命(日本書紀)とは、アマテラスとスサノオの誓約によって生まれた5男3女の四男で、アマテラスが左手に巻いていた玉から生まれた神。

出口延経の死後、外宮 神官の桑原弘雄、弘世父子によって整理、1733年に完成し、延喜式 神名帳記載神社の考証を行った神名帳考証によると、忍坂と住吉にある生根神社の祭神(現在は少彦名命等)とされる。
生国魂神社の祭神とも同神とされる。
他に天田郡生野神社、養父郡伊久刀神社等の祭神。

大己貴命と何らかの関係がある様であるが、不明。
関連のある神名としては生島神、大八島之霊、生玉、活日?、生田?等が考えられる。

滋賀県にある彦根の地名はこの神の名に起こるという。

この神の後裔氏族は見当たらないが、新撰姓氏録にタカミムスビの子の伊久魂命の後裔として恩智神社の神主が載っている。

イクツヒコネを祀る主な神社

彦根神社(滋賀県彦根市)
活津彦根神社(滋賀県蒲生郡安土町)

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