京都市動物園 (Kyoto City Zoo)
京都市動物園(きょうとしどうぶつえん)は、京都市左京区岡崎にある京都市立の動物園である。
周囲には平安神宮、南禅寺、京都会館、京都市美術館がある。
繁殖に力を入れており、日本初の繁殖成功がたくさんある。
繁殖
繁殖には力を入れている。
日本初の繁殖の成功例としては、哺乳類でライオン、トラ、ニシローランドゴリラ、シロテナガザル、ヨーロッパバイソン、鳥類でシュバシコウ、クロエリハクチョウ、ベニイロフラミンゴ、オオミズナギドリ、ムジヒメシャクケイ、爬虫類はフロリダニシキヘビ、アカアシガメがある。
特に、ローランドゴリラでは日本初の繁殖に成功しただけでなく、2003年現在で日本で唯一の3世代飼育に成功している。
施設と収容動物
2003年現在
哺乳類
キリン(「清水」「未来」)
グレービーシマウマ
アジアゾウ(「美都」)
カバ(「継美」)
ニホンカモシカ
リャマ
ホンシュウジカ
ニシローランドゴリラ
ボルネオオランウータン
チンパンジー
シロテテナガザル
シシオザル
マンドリル
ワオキツネザル
フサオマキザル
アカゲザル
アカカンガルー
パルマワラビー
ライオン
トラ
ピューマ
ジャガー
ヒョウ
カリフォルニアシカ
ホッキョクグマ
ヒグマ
ツキノワグマ
レッサーパンダ
ヤブイヌ
タヌキ
ニホンリス
アカギツネ
テン
アナグマ
インドオオコウモリ
ショウガラゴ
スローロリス
ムササビ
ハリネズミ
鳥類
ダチョウ
エミュー
レア
コンドル
クマタカ
オジロワシ
クロハゲワシ
シロフクロウ
ホンドフクロウ
ワシミミズク
フンボルトペンギン
ニホンキジ
シマハッカン
フサホロホロチョウ
ベニジュケイ
ムジイヒメシャクケイ
インドクジャク
ベニイロフラミンゴ
コフラミンゴ
タンチョウ
シロエリオオズル
大水禽舎
「桜型の池」に直径21mのドーム型の金網を取り付け、カモを収容できるようにしてある。
日本に生息しているカモを中心に約20種120羽を収容展示している。
マガモ
オシドリ
ハシビロガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
キンクロハジロ
ミコアイサ
ホシハジロ
コガモ
ウミネコ
ユリカモメ
クロエリハクチョウ
アカコンゴウインコ
ヒワコンゴウインコ
カンムリサンジャク
カササギ
ショウジョウトキ
ホオアカトキ
シロトキ
クロエリセイタカシギ
爬虫類・両生類
インドニシキヘビ
ミドリニシキヘビ
ミルクヘビ
ニホンマムシ
ハスオビアオジタトカゲ
ホウシャガメ
ニューギニアナガクビガメ
コモリガエル
クチヒロカイマン
オオサンショウウオ
おとぎの国
動物に直接触ったり、餌をやったりできる施設。
飲食禁止で禁煙。
ヒツジ
アヒル
ガチョウ
バリケン
ウサギ
テンジクネズミ
カメ
ニワトリ
ヤギ
ミニブタ
ロバ
オオバタン
キバタン
イワトビペンギン
他の施設
動物図書館 - 動物関係の約6,000冊の蔵書がある。
館外貸出しはしていない。
標本室 - キバタンの標本がある。
キバタンは2003年現在で日本最長記録の54年の飼育記録がある。
医療センター
調理室
救護センター - 京都府委託事業として野生動物の治療をしている。
歴史
1903年(明治36年)4月1日に日本で2番目の動物園として開園。
収容動物61種238点。
1910年(明治43年)日本初のライオン雄雌各2頭誕生。
1932年(昭和 7年)雄ライオンの「小桜号」が脱出したため射殺する。
1940年(昭和15年)年末時で209種965点を収容。
1945年(昭和20年)9月(終戦時)72種274点を収容。
1953年(昭和28年)日本初のトラ雄2頭雌1頭誕生。
1955年(昭和30年)「おとぎの国」開設。
1962年(昭和37年)日本初のシロテナガザル雄1頭誕生。
1966年(昭和41年)日本初のシュバシコウの人工孵化に成功。
1967年(昭和42年)日本初のクロエリハクチョウの孵化に成功。
1970年(昭和45年)日本初のニシローランドゴリラ雄1頭誕生。
1966年(昭和41年)日本初のベニイロフラミンゴの孵化に成功。
1976年(昭和51年)日本初のヨーロッパバイソン雌1頭誕生。
同じく日本初のフロリダニシキヘビの人工繁殖に成功。
1981年(昭和56年)日本初のオオミズナギドリの人工孵化に成功。
1984年(昭和59年)日本初のアカアシガメの人工繁殖に成功。
1990年(平成 2年)日本初のムジヒメシャクケイの孵化に成功。
2003年(平成15年)100周年を迎え、収容動物175種721点。