北大路バスターミナル (Kitaoji Bus Terminal)

北大路バスターミナル(きたおおじバスターミナル)は、京都市北区にある京都市営バスのバスターミナル。
京都市営地下鉄烏丸線北大路駅に隣接し、京都市営バス烏丸営業所と一体となってキタオオジタウンの地下にある。

立地
北大路通と烏丸通の北西角(厳密には一筋西)にあり、京都市電の烏丸車庫の時代から北大路通のランドマークとなっている。
そのため、京都では南北と東西の通りの名前を合わせて烏丸北大路と呼ぶべき周辺地域が、この呼び方はほとんど使われず「北大路バスターミナル」あるいは「北大路駅」とする。
世代によっては今でも「烏丸車庫」が通じる。

地上部は市電の烏丸車庫を経て市バス烏丸営業所、地下鉄烏丸線北大路駅(竹田駅延長までは地下鉄車両の検査設備併設)であったが、経営改善のため車庫用地の有効活用を目的として大規模商業施設が建設された。
運営は第三セクターのキタオオジタウン、テナントにはビブレ(北大路ビブレ)やコナミスポーツライフなどが入っている。

沿革
1981年5月 - 京都市営地下鉄烏丸線開業に合わせ、京都市営バス烏丸営業所敷地内に開設
1994年 - 京都市交通局の所有地有効活用を目的としたバス営業所用地再開発によりキタオオジタウンの地下に移転

施設
北大路通の北側にあり、バスはスロープを降りて地下2階に進入する。
入ってすぐの「バスおりば」は烏丸営業所の系統が停車し、降車扱い、乗務員交代、時間調整、場合によっては運転打ち切りなどをする。
京都市営バス九条営業所、京都市営バス西賀茂営業所などの営業所の系統はここには停車せず「のりば」に直行する。

「おりば」からバスが180度向きを変えた所にある乗り場は「赤のりば」がAからD、「青のりば」がEからGの3つがある。
相互は地下3階に降りて連絡する。
東にある赤のりばは北大路通を東へ向かう路線、西にある青のりばは西へ向かう路線が停車する。

地下3階は連絡通路、定期券発売所、案内所、京都市証明書発行コーナー、地下鉄連絡通路がある。

烏丸営業所はおりばに隣接して操車室や乗務員控室があり、バスの走行経路でいうと奥、方角では北に車庫があり、一部は地上に設備を有する。

路線
すべて京都市バスの路線である。

バスターミナルの前の通りに路線がある京都バスは現在乗り入れていない(後述)。

この地域に路線のあるバス事業者はこの2者のみである。

長距離バスはこの地域には運行されていない。

東方面(赤のりば)
Aのりば
北3号系統 賀茂街道経由京都産大前行
直行 京都産大前直行
Bのりば
204号系統 北大路通、高野、東鞍馬口通、白川通、銀閣寺道、丸太町通西ノ京円町方面循環
206号系統 北大路通、高野、東山通、七条通、京都駅経由 大宮通へ循環
cのりば
1号系統 北大路通、下鴨本通経由 出町柳駅行
37号系統 紫明通、賀茂街道、河原町通、四条河原町経由三条京阪行
205号系統 北大路通、洛北高校、下鴨本通、河原町通、京都駅経由九条車庫行
Dのりば
北8号系統 北大路通、高野、白川通、修学院道、北山通、松ヶ崎駅経由佛教大学方面循環

西方面(青のりば)
Eのりば
北1号系統 北大路通、堀川通、紫野泉堂町、鷹峰源光庵前経由玄琢、紫野泉堂町ヘ循環
1号系統 北大路通、千本通、佛教大学経由西賀茂車庫行
37号系統 北大路通、堀川通経由西賀茂車庫行
Fのりば
M1号系統 北大路通、金閣寺道、立命館大学前経由原谷行
北8号系統 北大路通、千本通、佛教大学、北山通経由松ヶ崎駅方面循環
101号系統(洛バス) 北大路通、金閣寺道、西大路通、北野天満宮前経由京都駅行
102号系統(洛バス) 北大路通、金閣寺道、西大路通、北野天満宮、今出川通経由銀閣寺道、錦林車庫行
205号系統 北大路通、金閣寺道、西大路通、西大路七条、七条通、京都駅経由九条車庫行き
Gのりば
204号系統 北大路通、金閣寺道、西大路通、西ノ京円町、丸太町経由白川通方面循環
206号系統 北大路通、千本北大路、千本通、七条通、京都駅経由東山通方面循環

京都バス
1990年に大原行の市バス北6号系統の移管を受けた京都バスの大原方面系統(京都バス高野営業所小出石線)が乗り入れを開始したが、2002年に国際会館駅発着へ移行する形で廃止された。

北大路通を運行する京都バスの系統は、他にも出町柳駅を起点に市原、静原、雲ヶ畑などへの路線があるが、北大路通の「北大路駅」バス停に停車し、当バスターミナルへの乗り入れは行っていない。

周辺
関西電力京都北営業所
立命館小学校
大谷大学
賀茂川
京都府立植物園 最寄りバス停は隣の植物園前
京都市北区役所 最寄りは隣の北大路新町
京都教育大学附属京都小学校 同上
京都教育大学附属京都中学校 同上

[English Translation]