神明山古墳 (Shinmeiyama-kofun Tumulus)
神明山古墳(しんめいやまこふん)は、京都府京丹後市に所在する古墳時代前期後半の前方後円墳である。
概要
この巨大古墳は4世紀後半に築造され、墳丘長190メートルあり、海とのかかわりのある豪族の墓と推定されていた。
しかし、その後に、古墳の北西に竹野湖があり、潟湖のほとりにあり、砂丘で海と隔たっていることが指摘された。
海岸線と平行に築造されていて、葺石を貼っているから海上から眺めると白色に輝いてよく目立ち、港の位置を示す標識にもなった。
4世紀の後半以降、港との関係で大規模な前方後円墳が現れた。
上総、尾張、丹後、伯耆などでは、その地域最大の古墳も港との関係で出現した。
このようなことから、丹後王国(丹後政権)論が提出されている。
副葬品
船を漕ぐ人をへら描きにした埴輪が出土している。