聖アグネス教会 (St Agnes' Episcopal Church (Angelican))
聖アグネス教会(せいアグネスきょうかい, St Agnes Episcopal Church)は、日本の京都府京都市にある教会で、日本聖公会京都教区主教座聖堂。
名称は平安女学院の守護聖人で、ローマ皇帝ディオクレティアヌス統治の時代にローマで殉教した聖アグネスにちなむ。
概要
1898年(明治31年)に平安女学院のチャペルとして建設された当時は聖三一大聖堂と呼よばれていたが、1923年に平安女学院関係者によって聖アグネス教会が組織され、現在ではこちらの名称で呼ばれている。
ゴシック様式でレンガ造りの建物は立教学校の初代校長ジェームズ・マクドナルド・ガーディナーによる設計である。
なお竣工直後の学院日誌には、「塔の紋が菊と紛らわしいので取り替えるよう警察から指示をうけた」という内容の記述が残っている。
また、教会のある平安女学院京都キャンパスは足利義昭の二条城「二条城」前史にあり敷地の片隅に「旧二條城跡」と彫られた石碑が立っている。
年表
1886年10月、ジョン・マキム主教によって定礎式が行われる。
1898年5月、聖三一大聖堂として完成
1923年、聖アグネス教会が組織される
1931年、烏丸通に面して設置されていた路傍説教壇と塔のふちの凹凸部を撤去、また祭壇中央のステンドグラスを南側へ移動。
1985年6月1日、京都市指定有形文化財に指定される。
所在地
京都市上京区烏丸通下立売通角