鹿子木荘 (Kanokogi-no-sho/Kanakogi-no-sho Manor)

鹿子木荘(かのこぎのしょう・かなこぎのしょう)は、平安時代~室町時代にかけて肥後国にあった荘園。
東寺領。

所在

肥後国飽田郡。
現在の熊本県熊本市北部と北部町と植木町と合志市の一部。

規模

不明。

起源

沙弥寿妙が開発し、孫の鹿子木高方が応徳3年に大宰大弐藤原実政に寄進、実政失脚後は藤原公実が伝領し、外孫藤原隆通が勝功徳院に寄進、次いで仁和寺が本家とされた。

領主

本家
仁和寺→東寺
領家
藤原氏(藤原実政→藤原公実→願西ら)→堀川源氏(源具美→源基具ら)→賀島入道ら
別当職
鹿子木氏→菊池氏・大友氏

終焉

鎌倉時代に大友氏の子孫で地頭の詫摩氏の勢力が拡大し、室町時代に荘園としての実態は失われた。

[English Translation]