京都スタジアム (Kyoto Stadium)
京都スタジアム(きょうと-)は、京都府城陽市で建設予定だった球技場。
仮称・木津川右岸スタジアム。
2002年に開催された2002 FIFAワールドカップの開催会場として建設される予定だったが、京都府が開催地から外れるなどしたため、計画自体が凍結された。
経緯
W杯の開催地に立候補した京都府は、城陽市の木津川 (京都府)右岸地域に、4万人程度が収容できる国際試合規格のサッカー専用スタジアムを建設することを計画していた。
しかしW杯が大韓民国との共同開催となり、日本で開催地に立候補していた15自治体から開催地を10に絞り込む作業が行われた結果、京都府は落選した。
府はその後、2008年開催のオリンピック誘致を目指した大阪府大阪市の大阪オリンピック構想に対応するため、サッカー競技の開催地として建設計画を見直し、スタンドの規模を3万人収容に縮小して建設することを一旦発表した。
しかし、財政難に加え、大阪がオリンピック開催地から落選するなどしたことから、建設計画そのものが凍結となった。
なおその後、京都市をホームタウンとする京都サンガF.C.の新たなホームスタジアムとして、京都市が横大路運動公園内に、球技専用のスタジアムを建設する構想を発表した。
2005年、京都市等によりスタジアム検討委員会が設置され、横大路運動公園ではアクセスの問題を解決するにあたり京阪電気鉄道の新駅を建設する必要がある等の問題があり、実現は2020年頃となるであろうと発表される。
しかし、横大路では新スタジアムの建設は困難であるとの判断となり、現実問題として京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場の改修を目指す方向で検討が進んでいる。
その際、スタンドを可動席とすることで、臨場感を確保する案も発表された。