承天閣美術館 (Jotenkaku Museum)
承天閣美術館（じょうてんかくびじゅつかん）は京都府京都市にある美術館。
相国寺創建600年記念事業の一環として1984年に相国寺霊宝殿の傍に建てられた。
相国寺および臨済宗相国寺派に属する鹿苑寺（金閣寺）や慈照寺（銀閣寺）などが所有する墨蹟・絵画・工芸品等の文化財（国宝 5点と国の重要文化財 136点を含む）を収蔵・展示している。
さらに、2004年に閉館した萬野美術館（大阪市）から国宝・重要文化財を含む約200点を寄贈された。
開基足利義満600年忌の記念事業として増改築にかかっており、2007年5月13日(日)全館オープンの予定である。
完成後は展示室面積は倍以上になり、現在スペースの都合で展示されない作品多数（伊藤若冲の「鹿苑寺大書院障壁画」全50面を含む）が常設展示されることになる。
主な収蔵品
国宝
無学祖元 墨蹟「与長楽寺一翁偈語」（相国寺蔵）
重要文化財
相国寺所有
陸信忠 「十六羅漢図」
絶海中津 「十牛頌」
長谷川等伯 「竹林猿猴図屏風」
文正 「鳴鶴図」
林良 「鳳凰石竹図」
光源院（相国寺塔頭）所有
吉山明兆 「春屋妙葩頂相」
鹿苑寺（金閣寺）所有
伊藤若冲 「鹿苑寺大書院障壁画」
足利義満像
萬野美術館旧蔵
俵屋宗達 蔦の細道図屏風
所在地
〒606 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入上ル相国寺門前町701
交通アクセス
京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅 徒歩10分
展覧会
伝来の茶道具展 (既存展示室改築完成)：2006年7月15日(土)～2007年4月15日(日)
若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵 120年ぶりの再会：2007年5月13日(日)～6月3日(日）
相国寺の禅林文化 ―室町から近世へ―：2007年9月15日(土)～2008年4月13日(日)
山口伊太郎遺作 源氏物語錦織絵巻展：2008年4月27日(日)～2008年7月6日(日)