日本の鬼の交流博物館 (Nihon no Oni no Koryu Museum (Japanese Oni Museum))
日本の鬼の交流博物館(にほんのおにのこうりゅうはくぶつかん)は、京都府福知山市(旧加佐郡大江町)の大江山麓にある鬼伝説をテーマとする博物館。
大江山には3つの鬼伝説が残されている。
この伝説を”町おこし”の起爆剤として活用すべく、廃坑となった銅鉱山の跡地に1993年4月に開館した。
外観は鬼の力強さや挑戦的なイメージを表現したRC造平屋建ての建造物で、建築面積は639.81平米。
内部は200人収容の「鬼の交流ホール」を中心とした回廊に展示スペースが設けられている。
展示は4つのスペースに分けられる。
「鬼とは何者かをさぐる」
全国あるいは世界中の伝統芸能やそこで用いられる面、人形あるいは屏風画などを展示。
「祀られる鬼」「仏と鬼」「神楽の鬼」「暮らしの中の鬼」「追われる鬼」「民俗芸能の鬼」など鬼の多面性について紹介する。
「大江山の3つの鬼伝説紹介」
大江山に伝わる鬼退治伝説の絵巻物などを展示。
(大江山および酒呑童子の項参照)
「日本における鬼瓦の推移を見る」
飛鳥時代から現代までの銘の入った鬼瓦を時代別に実物、レプリカを含め約50個ほど展示紹介。
「チビッ子おに」
子供の玩具としての鬼の面や絵本、紙芝居など。
図書コーナー、ビデオコーナーも備えている。
博物館の前庭にある大鬼瓦は、日本鬼師の会製作による、高さ5m、重量10tの日本一の大鬼瓦である。