日本イタリア京都会館 (Nihon-Itaria Kyoto-kaikan (Japan-Italy Kyoto-kaikan))

財団法人日本イタリア京都会館(にほんイタリアきょうとかいかん、伊:Centro Culturale Italo Giapponese di Kyoto)は京都・大阪にある、外務省・文部科学省所管の財団法人である。
日伊両国の学術および文化の普及を目的とする。

概要

日本イタリア京都会館は、日伊両国の学術および文化の普及を目的として、イタリア文化セミナー・イタリア語講座・イタリア留学支援活動などを行っている。
1969年(昭和44年)に京都大学文学部イタリア文学研究科野上素一教授(当時)を初代理事長として設立。
イタリアに関する資料数は7,500点を超え、日本有数である。
なお、京都市内に イタリア文化会館・京都があるが、これはイタリア外務省の機関である。

目的

日伊両国の学術および文化の研究と紹介を行い、これらの普及を図り、もって両国間の理解と親善に貢献することを目的とする。

沿革

1940年(昭和15年)4月:三井高陽氏が日本イタリア京都会館の前身である京都日伊協会に対して会館建設用地として京都市左京区吉田牛の宮町4(現日本イタリア京都会館所在地)の土地を寄付

1965年(昭和40年)2月:駐日イタリア大使(当時)コッピーニ氏が吉田茂氏に会館設立の協力要請

1969年(昭和44年)6月:文部省(当時)・外務省にて財団設立認可

1969年(昭和44年)8月:社団法人京都日伊協会の土地を日本イタリア京都会館に寄付

1969年(昭和44年)9月:京都大学文学部イタリア文学研究科野上素一教授(当時)が初代理事長に就任

1974年(昭和47年)4月:会館建屋 竣工

2000年(平成12年)5月:京都大学文学部イタリア文学研究科斎藤泰弘教授が二代目理事長に就任

2007年(平成19年)5月:京都大学文学部イタリア文学研究科天野恵准教授が三代目理事長に就任

事業内容

日伊両国の言語、文学、歴史、政治、経済および文化等の共同研究

イタリア人学者、技術者の日本または東洋研究に対する研究助成および便宜供与

日伊両国の学者、芸術家、技術者および学生等の交換に関する便宜供与

イタリア語およびイタリアの学術、文化に関する講習会、講演会、音楽会、映画会および展覧会等の開催。
またイタリア語の母語であるラテン語から分岐した、スペイン語その他の言語についても必要に応じて講習会を開催。

イタリアの文献、研究資料の蒐集整理、展示、情報提供、複写頒布、翻訳および刊行

目的を同じくする内外諸団体との連絡

会館の建設および運営

その他目的達成に必要な事業

所在地

本館:京都市左京区吉田牛の宮町4

大阪事務所:大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル8F

[English Translation]