春興殿 (Shunkyoden Hall)
春興殿(しゅんこうでん、しゅんきょうでん)は、平安京内裏十七殿の一。
紫宸殿の南東、日華門の南にあり、西の安福殿と大庭をへだてて相対する。
武具などを置いた。
鎌倉時代、神鏡を置き、内侍所(賢所)ともなる。
身舎は東西2間、南北7間、北廂は東西2間、南北1間、東廂は東西1間、南北8間、東の孫廂は東西1間、南北6間である。
その南の方東西1間、南北2間は東、南が塀に囲まれる。
南面中央に1間四方の廂であると思われる所がある。
身舎の西面、北、および南からの第二の間に戸口がある。
その前が土廂である。
里内裏の春興殿は日華門の北、内侍所を奉安としたという。
現在の京都御所にも同名の殿舎がある。
しかしながら、平安時代の頃の春興殿とは、位置関係が異なる場所に建てられている。