渋谷向山古墳 (Shibutani Mukoyama Tumulus)
渋谷向山古墳(しぶたにむこうやまこふん)は、奈良県天理市渋谷町にある前方後円墳である。
概要
宮内庁により景行天皇陵(山邊道上陵)に指定されている。
江戸時代には崇神天皇陵と思われていた。
築造年代は現在の崇神天皇陵である行燈山古墳より少し遅れた4世紀後半と推定される。
1996年に調査が行われた。
規模・形状
全長310メートル、前方部幅170メートル高さ23メートル、後円部径168メートル高さ23メートル。
墳丘は東西方向に主軸をおき、後円部は正円形で3段築成、前方部も3段で築かれている。
後円部頂上は平坦で円形である。
前方部の頂上も平坦であり、長い台形である。
前方部は撥形をしていない。
前方部幅は後円部の直径にほぼ等しく、後円部の前方部に対する比率はおよそ11.1である。
周濠は左右対称の盾形であるとされているが、当初からのものであるかどうか疑問視されている。