碧雲荘 (Hekiunso)
碧雲荘(へきうんそう)は、日本の実業家である二代目野村徳七(のむらとくしち)が、大正時代から昭和時代にかけて京都市・南禅寺付近に築造した数寄屋造りの別邸。
「野村碧雲荘」とも呼ばれる。
2006年12月19日、国の重要文化財に指定された。
北村捨次郎らの設計による、数寄屋造りの高度な技法を凝らして作られた建築物と、近代日本庭園の先駆者である小川治兵衛が作った美しい庭園がある。
大正時代から建築が始まり、昭和3年(1928年)頃に完成した。
文化財
以下の17棟と土地が国の重要文化財に指定されている。
大玄関及び能舞台(東面車寄、西面渡廊下、北面便所付属、南面東端塀、北面東端門及び塀付き)(附去来門、供待)
大書院(西面渡廊下付属)
中書院
洋室及び書斎(東面渡廊下付属)
廊下蔵(南面廊下付属)
旧館(北泉居)(西面門、南突出部西面門及び塀付き)
台所蔵
西門及び事務所(北面東端門付き)
大黒堂
不老門(左右袖塀付き)
龍頭軒(附渡廊下、便所)
花泛亭
待月軒(附便所)
露(田舎家)
羅月及び蘆葉舟
巽蔵(西面物置及び北面蔵前付属)(附詰所)
東門(左右袖塀付き)
土地 17,339.35㎡(石垣、南門、北門、旧館南側門、迎仙橋、西門前水路、塀を含む)