立命館大学国際平和ミュージアム (Kyoto Museum for World Peace, Ritsumeikan University)
立命館大学国際平和ミュージアム(りつめいかんだいがくこくさいへいわミュージアム)は、立命館大学が設立した『平和』をテーマとした博物館。
同大学衣笠キャンパス(京都市北区)にある。
名誉館長は、同大学国際関係学部教授の安斎育郎。
館長は、2008年3月まで同大学アジア太平洋大学副学長を務めていた高杉巳彦。
設立までの経緯
1992年、立命館大学の教学理念『平和と民主主義』を具体化するとともに、同大学が蓄積してきた平和教育・平和研究を発展させるために設立・開設された。
初代館長は、評論家・作家の加藤周一。
2代目館長は、同大学国際関係学部教授の安斎育郎。
施設
入場口に手塚治虫の漫画作品から『火の鳥』のレリーフと『わだつみ像』が設置されている。
立命館大学では太平洋戦争の開戦日になる12月8日に、わだつみ像の前に集って『不戦のつどい』と呼ばれる集会を行う。
「十五年戦争」と「現代の戦争」をテーマとして、戦時下の日本の生活の様子の復元、アメリカ合衆国軍が計画していたとされる京都市への原爆投下シミュレーションや冷戦を含む現代の戦争と平和への努力の資料などが常設展示されている。
2007年、「国際平和メディア資料室」と「平和をもとめて」をテーマとする展示室が増設された。
一般見学も可能であり、修学旅行生なども訪れている。