あぶり餅 (Aburimochi (scorched rice cake))

あぶり餅(あぶりもち)は、黄粉をまぶした親指大の餅を竹串に刺し、炭火であぶったあと白味噌のタレをぬった餅菓子または、串にさしてあぶったおかきや煎餅のこと。

京都市北区 (京都市)の今宮神社 (京都市)や同右京区嵯峨 (京都市)の清凉寺、石川県金沢市金沢五社の神明宮などにある和菓子屋が有名。

特に今宮神社の店は、平安時代頃からある日本最古の和菓子屋とされ、今宮神社参道で応仁の乱や飢饉のとき庶民に振舞ったといういわれがある。
またあぶり餅で使われる竹串は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)で、今宮神社で毎年4月の第2日曜に行われるやすらい祭の鬼の持つ花傘の下に入ると御利益があるのをたとえとし、食べることで病気・厄除けの御利益があるとされ親しまれている。

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