ビッグひな祭り (Big Hinamatsuri (Big Doll Festival))
ビッグひな祭り(ビッグひなまつり)は、徳島県勝浦町(旧阿波国)、千葉県勝浦市(旧上総国)及び長野県須坂市(旧信濃国)において、毎年2月から3月(須坂では3月から4月)に開催されている雛祭りである。
発祥は徳島県勝浦町あるが、のちにそれが派生する形で千葉県勝浦市、長野県須坂市においても開催されるようになった。
期間中は、巨大な雛壇に無数のひな人形が飾られる。
1989年
- 徳島県勝浦町にて始まる
2001年
- 千葉県勝浦市にて始まる
2002年
- 長野県須坂市にて始まる
概要
勝浦町生名の人形文化交流館において、ビッグひな祭り実行委員会及び特定非営利活動法人阿波勝浦井戸端塾によって約1ヶ月にわたり開催される。
会場では、2万体以上のひな人形が飾られ、なかでも高さ約7メートルの巨大な雛壇が目玉となっている。
ひな人形は日本全国から寄せられたもので、供養料として5千円 (通貨)が必要である。
アクセス
公共交通機関利用の場合
四国旅客鉄道徳島駅より徳島バス(勝浦線)乗車で約1時間(会場付近にバス停留所有り)
自家用自動車利用の場合
鳴門インターチェンジより国道11号・国道55号・徳島県道16号徳島上那賀線経由で約30キロメートル(会場付近に駐車場有り)
概要
勝浦市内の各地において、ビッグひな祭り実行委員会によって約2週間にわたり開催される。
徳島県勝浦町より譲り受けた7千体を含む計3万体以上のひな人形が飾られる。
期間中は市役所や東日本旅客鉄道勝浦駅等の公共施設、商店街の各店舗などにひな壇が設置され、遠見岬神社では参道の石階段60段に約1,200体のひな人形が飾られる。
また、例年パッケージツアーが組まれる他、土曜日及び日曜日には臨時特急列車「かううらひなまつり号」が運行されるなどで、賑わいを見せている。
勝浦商店街では歩行者天国やパレード、開催期間の最後の土曜日及び日曜日にはJR東日本主催の「勝浦ひなまつりハイキング」などのイベントも行われる。
アクセス
公共交通機関利用の場合
JR外房線勝浦駅よりメイン会場まで徒歩10分(途中にも雛壇あり)
自家用自動車利用の場合
横浜方面より
- 東京湾アクアライン-館山自動車道・木更津北インターチェンジ-国道409号-国道297号-国道128号-守谷海岸駐車場(誘導看板あり)
東京・千葉方面より
- 館山自動車道・市原インターチェンジ-国道297号-国道128号-守谷海岸駐車場(誘導看板あり)
※駐車場よりメイン会場までのシャトルバスあり
長野県須坂市
概要
須坂市内の各地において、「須坂の町の雛祭り実行委員会」によって約1カ月(3月3日から4月3日)にわたり、開催される。
古い町並みの残る須坂の町には古くから大切に受け継がれてきたお雛様があり、それらを多くの方に見ていただこうと始まった。
期間中は百数十箇所の商店や美術館、博物館にお雛様が展示され、ピンクののぼり旗が目印となる。
歴史を感じさせる享保雛、草木染の段飾り雛人形、まゆ雛、土雛、木目込み五段飾りのお雛様、慶応から平成までの歴代段飾りのお雛様など、時代を超えて様々なお雛様が見られる。
なかでも「三十段飾り千体の雛祭り(1月31日~4月7日。世界の民族人形博物館)」と「田中本家博物館 雛の宴」は見逃せない。
北信濃市町村との連携「ぶらり北信濃ひな巡り」や「十二単の結婚式」も実施される。
「十二単の結婚式」の新郎新婦は、全国から応募があった中から1組が選ばれる。
ウオーキングのまち須坂では、雛祭りに協賛して「JR東日本 駅からハイキング」及び「信州須坂・シルクと蔵のまちツーデーウオーキング」も行われる。