三杯酢 (Sanbaizu)
三杯酢(さんばいず)とは酢、醤油、みりんを同量ずつ混ぜた、合わせ調味料のこと。
概略
盃などで酢、醤油、みりんを一杯ずつ、計三杯量って調合した為、三杯酢と名付けられた。
近年ではみりんを利用することは少なく、甘みとして砂糖を用いることが多い。
名前の由来どおりならば、同量ずつ混ぜる事になるが、実際にはそのように調合されることはない。
一般的には、酢3:醤油1:砂糖2の割合で合わせる。
三杯酢漬け
「三杯漬け」ともいう。
福神漬けの1種ともいえる。
原料は、ダイコン、ナス、シロウリ、ナタマメ、ショウガ、レンコン、シソなどで、レンコン、ショウガはなまのまま、他のものは全部塩漬けにしたのを薄く刻んで、塩漬けしたのは塩抜きをし、布の袋で押し搾り水分を抜く。
味付けはしょうゆ12.5ℓ、砂糖黄ざら11kg、酢5.4ℓを鍋で煮立てて、沸騰させたのを使う。
容器に移して上記の材料を入れ、1日3、4回かきまぜ、4、5日でできあがる。
二杯酢
二杯酢(にはいず)は、三杯酢と同様に、酢、醤油で作るものをいう。
三杯酢には甘みが入っているので、甘みを出さずにコクを出したい場合に使われる。
一般的には、酢3:醤油2の割合で合わせる。
ワカメやキュウリを使った酢の物、サラダなどに使われる。