剣詩舞 (Kenshibu (sword and poetry dancing))
剣舞(けんぶ)とは、広い意味では、刀剣を持って舞うこと。
本来は、特に詩吟に合わせて日本刀を抜いて舞うことを指す。
剣詩舞(けんしぶ)とも。
起源としては、武士から起こったものである。
明治初期に日比野雷風(神刀流開祖)が剣術の形(型)を取り入れて現在の形に整理した。
吟と舞は、基本的に別々の者が行う。
人数は決まっておらず、吟者と舞者が一対一の場合もあれば、吟者一人に対して複数人で舞う場合も多い。
吟者の格好は決まっていないが、舞者は袴に白襷、白鉢巻の支度で舞い、詩の情緒を表現する。
演目によっては、刀に加えて扇子を用いることもある。
また、詩吟に合わせて扇子のみを持って舞うことは扇舞(せんぶ)または詩舞(しまい)という。
剣舞と扇舞を合わせて 剣扇舞 (けんせんぶ)と呼ぶこともある。