年男 (Toshi-otoko)
年男(としおとこ)は日本の風習の一つ。
これらの風習は、一部の旧家などで見られるのみで現在では殆ど見られない。
年男(としおとこ) 正月を中心とした家族行事の主役を務める男性をさす。
特に正月に限っては、一家の行事すべてを「年男」が取り仕切り行い、正月が近づいた暮れの大掃除をはじめ、正月の飾りつけ、元旦の水汲み、年神の供物をととのえたり、御節料理の準備など一切を取り仕切った。
かつて、「年男」は室町幕府や江戸幕府では、古い儀式に通じた者が任じられていたが、一般の家では、主として家の家長がその任にあたり、次第に長子や奉公人、若い男性が当たるようになった。
年男(としおとこ) その年の干支に当たる男性のことをさして呼ぶ。
かつては「年男」が地域での節分の豆まき役となっていた。