成り木責め (Nariki-zeme)
成り木責め(なりきぜめ)とは、カキノキ、クリ、ウメなど果樹(成り木)について行なわれる豊作祈願の習俗である。
1月14日あるいは1月15日(小正月)に行なわれることが多い。
地域によっては”成るか成らぬか”などとも呼ばれる。
子供を含む数名によって行なわれる。
一人が鉈をかまえて成り木の前に立ち「成るか成らぬか。成らねば切るぞ。」と脅す。
それに対して成り木役(子供である場合が多い)が「成ります。成ります。」と答え、豊作を約束する。
実際に鉈で木に小さな傷をつける場合、さらにはその傷に小豆粥を塗りつける場合もある。