柿の葉寿司 (Kakinoha-zushi (persimmon leaf sushi))
柿の葉寿司(かきのはずし)は、奈良県・和歌山県、および石川県の郷土料理。
奈良県・和歌山県と石川県では作り方・形状が異なる。
奈良県・和歌山県
一口大の酢飯にサバやサケなどの切り身と合わせ、カキノキの葉で包んで押しをかけたすし。
食べるに当たって柿の葉は剥がして食べる。
柿の葉は通常食べない。
場所によっては、柿の葉を巻く前に昆布を巻いてから柿の葉を巻くところもある(らしい)。
柿の葉には殺菌効果があるといわれており、包むことにより(季節などにもよるが)数日程度の保存に適するようになる。
柿の葉は、やわらかくするため、あるいは殺菌効果を高めるため、塩漬けにする場合がある。
なお、和歌山県では和歌山県推薦優良土産品に指定されている。
奈良県、和歌山県内のJR線、近鉄線の主要駅(近鉄の場合は主に特急停車駅)で販売されている。
また近鉄特急の車内販売でも発売されていた
石川県
広げた柿の葉の上に鯖・鮭・ブリ・鯛などのネタ、寿司飯の順に載せ、表面にサクラエビ、青藻などを散らし、桶に重ねて重しを乗せて1日~数日おいてから食べる。
柿の葉は通常食べない。
家庭では主に夏・秋の祭りの時期に作られることが多い。