栃餅 (Tochi mochi (conker rice cake))
栃餅(とちもち)は、灰汁灰汁抜きした栃の実(トチノキの実)をもち米とともに蒸してからつき、餅にしたものである。
もち米だけの餅よりも黄土色や茶色がかっており、独特の苦味がある。
かつては米がほとんど取れない山村では重要な食糧であった。
21世紀初頭現在では土産物の1つとしても売られている。
砂糖を付ける、餡に絡めるあるいは包む、塩茶漬けにするなどして食べる。
栃の実の灰汁抜きは手間と時間が掛かり、また各地方・家庭で受け継がれているコツなどもあるため、未経験者にはやや難しい。
そのためあらかじめ灰汁抜きされた栃の実も販売されている。