決まり字 (Kimariji (a term used for Hyakunin Isshu play cards))
決まり字(きまりじ)とは、百人一首で札の取り合いをする際に、そこまで読まれればその札だと確定できるという部分のことを指す。
特に札を取るスピードを求められる競技かるたにおいて、決まり字の把握は必要不可欠である。
概要
例えば、競技かるたで用いる小倉百人一首には、「い」で始まる首として、次の3つがある。
いにしへの
いまはただ
いまこむと
そのため、決まり字はそれぞれ、「いに」「いまは」「いまこ」となる。
しかし、競技が進むにつれて、多くの札が読まれるので、この決まり字が変化する。
もし「いまこ」が読まれると、「いまは」の決まり字が「いま」に変化する。
そして、さらに「いに」が読まれると、「いま」は「い」が決まり字となる。
さらに、競技かるたのルールとして、取るべき札と同じ陣にある札に触れてもお手つきにならないというルールがある。
したがって、自陣もしくは敵陣に「いに」「いまは」「いまこ」の3枚ともがある場合には、その全てを「い」で取ることができる。
同様に、例えば「きみがためは」と「きみがためお」が同じ陣にあれば「きみ」で取ることができる。