瓶長 (Kameosa)
瓶長、甕長、甌長(かめおさ)は、鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』にある日本の妖怪。
甕が目鼻と口を備えたような姿で描かれており、石燕の解説文によれば、瓶の水を汲んでも決して水が尽きることのない、いわば幸せの入った瓶とされている。
水瓶が歳月を経た末に魂を持った付喪神(器物が変化した妖怪)で、水を自在に操る能力を持つとの解釈もある。
瓶長という名の妖怪の伝承は存在しないことから創作妖怪とされ、石燕の門人・恋川春町の絵師としての雅号・亀長(かめおさ)から創作されたものとの説もある。