索餅 (Sakubei (a kind of Chinese sweet))

索餅(さくべい)とは、古代中国から日本に伝わった唐菓子の1つで素麺の祖となったとも言われている食品のこと。
縄状の形状より麦縄(むぎなわ)とも呼ぶ。

小麦粉と米粉を水で練って塩を混ぜて縄状にして乾燥させた。
食するときは茹でた後に醤・未醤・酢などに付けて食べたとみられている。
民間で行われていた麦の収穫の際の麦餅作りの風習が宮中行事に取り入れられる形で広く用いられた。
宮中では内膳司で作られて天皇に供せられ、相撲節会や七夕の厄除けなどにおいて臣下にも給せられた。
また、平安京の市でも販売されていた。

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