紫野千家流 (Murasakino Senke school (a school of tea ceremony))
武家流紫野千家流(むらさきのせんけりゅう)は、尾張徳川家の家老家に伝わった今沢流の系譜と考えられている。
長く防衛大学校茶道部などで習流してきたが、平成18年に初代家元秋野月紫が亡くなり、防衛大学校茶道部はその後継者として表千家流を迎えることとなった。
また別に同名の流派もあるがどこの流れかは不明。
経緯
はじめ、秋野月紫は尾張徳川家家老家に伝わる大徳寺派の流れをくむ今沢流で修行をした。
後に今沢流の家元がなくなり、茶道の流派としては消滅したので、表千家・大日本茶道学会といった流派を移りながら稽古することになった。
結局、表千家の顧問から「自分でやったほうがいいだろう」といわれ、流派をひらいた。
今沢流が基盤のためか武家風の古風なお点前である。
昭和30年から平成18年まで防衛大学校茶道部にて教えていた。
初代の死後も、その娘や弟子を中心に自衛隊駐屯所や一般教室にて習流が続く。
現在は紫野流と名乗っている。