茶碗蒸し (Chawan-mushi (steamed egg hotchpotch))
茶碗蒸し(ちゃわんむし)は、日本料理の一種。
円筒状の茶碗にミツバ・干し椎茸・ギンナン・ユリ根・蒲鉾(主に板蒲鉾)・鶏肉・魚肉・エビ・アナゴ・貝などの具材と、溶き卵に薄味の出し汁を合わせたものを入れ、蒸し器で蒸す。
蒸し器の蓋はずらして乾いた布巾を挟んでおく。
このとき蒸し時間が長いと、卵が凝固し過ぎて隙間(鬆)ができる。
マイタケを生のまま入れるとプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の作用で卵が凝固しなくなるので、火を通してから入れる。
夏場には冷やして上に冷たいダシをはり、冬場には熱いままで供される。
バリエーションとして、茶碗蒸しの具にうどんを加えたものを小田巻き(苧環)蒸し(うどんおだまきうどん)、具に豆腐を使い、蒸しあげた後に上から葛あんをかけたものを空也蒸しという。
豆知識
テレビドラマ「古畑任三郎」の主人公の得意料理。
鹿児島弁で「茶碗蒸しの唄」が存在する。
青森県や北海道の一部ではクリの甘露煮が入っている。