鴨鍋 (Kamonabe)
鴨鍋(かもなべ)は、鴨肉を白菜、ねぎ、豆腐などの野菜と一緒に煮込んで作る鍋料理のこと。
猟師などは自分で調達したマガモの肉を使うが、一般的に市販されている鴨肉は殆ど飼育されたアヒルあるいは合鴨である。
鴨肉からは良質の出汁が出てコクがあるが、コンブなどで軽く出汁をとってもおいしい。
宮内庁の鴨の猟場として有名な千葉県市川市の新浜にある鴨料理専門店では、すき焼き風の鴨鍋が名物である。
これは、陶器の浅い鍋でまず鴨肉を焼き(鴨自体から脂がでるため油を引く必要は無い)、野菜と共に割り下で食べるというものだ。
鴨の肉は一見油が多く感じられるが、牛肉などと違いコレステロールが少なく、不飽和脂肪酸やビタミン(A、B2)などが多く含まれている。
従って、健康上の懸念は比較的少ない。
鴨の充分なコクを楽しむ為、最後に雑炊にして食べる。