千代紙 (Chiyogami (Japanese paper with colored figures))
千代紙(ちよがみ)とは、日本の伝統的な遊びである折り紙を作るために使われたり、紙人形の衣装、工芸品や化粧箱に装飾の目的で貼られる、紋や柄の豊かな和紙で作られた正方形の紙である。
別名、折り紙とも。
この項では、洋紙で作られたものを折り紙とし、和紙で作られたものを千代紙として扱う。
概要
正方形の日本の伝統的な紋や模様が入っているものを指す場合が多く、特に和紙で作られたものを千代紙と呼ぶ。
一般的に折り紙と同様の呼ばれ方をする場合も多いが、現代では特に洋紙で作られている正方形の模様が入った紙を折り紙、和紙で作られているものを千代紙と呼ぶ。
柄はや模様は木版で色刷りにしたものを使用している。
発祥は諸説あるが、江戸時代に浮世絵師が作り始めたとも、同時代に大奥で使われ始めたという説、戦国時代 (日本)後期に山内一豊の妻、見性院 (山内一豊室)により発明されたという説など、様々な説がある。