大徳寺納豆 (Daitokuji natto)
大徳寺納豆（だいとくじなっとう）は、京都市北区 (京都市)紫野の大徳寺門前で生産されている納豆である。
納豆塩辛納豆（寺納豆）の一種。
概要
納豆ではあるが、「納豆ひきわり納豆」のように粘り気があり、糸を引くような納豆とは異なる。
塩味の「塩辛納豆」の一種である。
その製法は、麹菌を発酵させ、乾燥後に熟成させたものである。
中国から日本に伝来した当初は、「豉」と呼ばれ、調味料として用いられたと考えられている。
室町時代以後、ひきわり納豆と区別するため、「久喜」と呼ばれた。
中国に渡航した僧が伝来したために、「寺納豆」とも呼ばれるようになった。
大徳寺では、一休宗純が伝えたとされる。
他にも、「天竜寺納豆」・「一休寺納豆」、浜松市の「浜納豆」などが見られる。