大福 (Daifuku)
大福(だいふく)は、あずきでできた餡を餅で包んだ和菓子の一種。
大福餅(だいふくもち)とも。
餅はきめ細かくつかれているものを使い、餡の量は餅と同量以上であることが多い。
食用の粉をまぶしてあることも多い。
餅に豆やヨモギを加えたものや、餡の代わりにイチゴやカスタードクリームを入れたものなどさまざまなバリエーションが存在する。
そのまま食べることが多いが、好みによって焼いたり、汁粉に入れたりする。
大福を自宅で作る際は、餅に砂糖を混ぜておくと硬くなりにくい。
しかし効かせ過ぎると、味がくどくなるので注意が必要である。
工場で生産され、流通経路を介して販売される製品も同様の傾向がある。
大福餅は、腹持ちがよいことから腹太餅(はらぶともち)、大腹餅(だいふくもち)と呼ばれていたという。
それが、吉字を使った大福餅に変化した。
豆大福
- 餅にエンドウや大豆を混ぜ込んだ大福。
草大福
- ヨモギを入れてついた餅を皮にしている大福。
ヨモギのために皮が緑がかる。
塩大福
- 皮や餡が塩味の大福。
元々は砂糖ではなく塩を味付けに使っていた。
現在は砂糖のともに適量の塩を加えている。
塩豆大福
-塩大福と豆大福が合わさったもの。
いちご大福
- 小豆餡の中にイチゴが入っている大福。
その他イチゴのみ、イチゴと生クリーム、イチゴと白餡などがある。
発祥は諸説あり、東京都新宿区住吉町 (新宿区)、群馬県前橋市、三重県津市、三重県伊賀市、滋賀県大津市、岡山県倉敷市の和菓子屋がある。
住吉町の店は、都営地下鉄新宿線曙橋駅で下車し、フジテレビジョン『夕やけニャンニャン』の収録に参加した女子高生が口コミで広めた(当時フジテレビ新宿区河田町にあった)。
また、果物を使った大福としては、他にも栗大福、オレンジ大福、ピーチ大福、メロン大福、ブルーベリー大福等がある。
梅大福
小豆餡の代わりにウメの甘露煮が入っている大福。
餅に梅の果汁とシソを混ぜ込んだ大福。
コーヒー大福、カフェオレ大福
- 小豆餡にコーヒーの風味を付けたもの。
生クリームが入っているもの等がある
モンブラン大福
- 小豆餡の代わりにマロン・クリームが入っている大福。
プリン大福
- 小豆餡の代わりにプリンのクリームが入っている大福。
ティラミス大福
- ティラ・ミ・スのクリームをコーヒー味の餅でくるんだ大福
塩あんびん
- 砂糖を用いず塩で味付けした大福。
埼玉県北部で古くから食べられている。
カスタード大福
- 小豆餡の代わりにカスタードクリームが入っている大福。
大福食い競争
- 主に学校の運動会等で行われる競技の一。
徒競走に、途中で大福を食べなければならないというルールを加えた競技であり、パン食い競走の大福版といえる。
パンを吊す代わりに、小麦粉が詰められた箱の中に隠された大福を、顔を突っ込み、口のみで探し出し食べる。
『大福』は白くて丸いものの比喩表現として使われることがある。
例大福Mac(iMac)
大福に関する楽曲
しあわせだいふく(歌:三叉路)
日本放送協会みんなのうたで2007年12~1月に放送。
大福に関するキャラクター
だいふくさん
下町に三代続く和菓子の老舗『大福本舗』で毎日作られている大福餅の「だいふくさん」。
友達の「草餅くん」、「苺だいふくちゃん」、「きなこ餅くん」。
双子の弟でつぶ餡の「つぶだいふく」がいる。
Yahoo!動画の「だいふくさん」アニメーションが大人気になっている。