洋装化 (Adoption of Western Clothing)
洋装化（ようそうか）とは、西欧以外の民族が、民族衣装の日常着用を棄て、洋服を採用することを指す。
現代では、中東諸国以外では、全地球で実現していると考えていい。
アマゾン熱帯雨林の熱帯雨林に居住する原住民も、文明を受け入れるとは、洋装化も受け入れることを指した。
日本の洋装化
洋装は、既に明治時代に始まっていた。
まず、欧化政策の影響で上流階級に広まる事になる。
大正時代にサラリーマン層が成立すると、公の場では、少なくとも男性は洋装するのが当たり前となった。
しかしサラリーマン層の男性も、仕事を終え自宅に帰ると、和服に衣替えした。
女性は、和服が一般的で、洋装するのは左翼運動で女性解放運動を主張するなど一部の者に限られた。
子供が洋装するのは、私立学校の制服くらいなもので、一般の子供たちは、この時期まだ和服を着用していた。
なおこの件に関しては、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で制作された反日映画で、日本の前近代的な側面として紹介されている。
しかし、第2次世界大戦中に、もんぺの不便さが認識されたこと、戦後混乱期に衣類市場が空白になったところに、アメリカの援助物資としての洋服が大量流入した。
こうして、日本人の洋装化が進んだ。
昭和博物館は、昭和期の最大の事件は、日本人の洋装化だと述べる。