釜飯 (Kamameshi (cooked rice in an iron pot))
釜飯(かまめし)は、米に醤油、みりん等の調味料を加え、その上にシイタケ、鶏肉などの具を載せ、一人用の釜で炊いた飯料理である。
一種の炊き込みご飯であるが、釜から食器椀によそうのではなく、釜のまま食卓に供することに特徴がある。
釜の種類としては、写真にあるような羽釜式の鉄釜の他に、土鍋型の陶器の益子焼、高田焼もよく用いられる。
レシピ
米調理米を用意し、具と共に器に盛る
水に醤油、料理酒、みりん、コンブなどを加え、味を調える。
強火で出汁が吹きこぼれるまで(5分程度)炊く。
弱火にする。
水気が無くなってきたら蓋を完全に閉め10分から15分ほど蒸らす。
できあがり。
駅弁としての釜飯
釜飯は駅弁としても親しまれている。
この場合主に土鍋型陶製容器が用いられる。
食べ終わった後の容器を家庭に持ち帰って利用することもできる(少量の粥などを調理するのに便利)。
以前は補助機関車の連結・解結のため全ての旅客列車が長時間停車していた(碓氷峠鉄道参照)。
そのような鉄道駅自体の特殊性があったため、信越本線横川駅 (群馬県)の釜飯駅弁が有名であった。
以下の例に示すように今では日本各地の駅に見られる。
釜飯駅弁の例
東海道本線
浜松駅
- ウナギ釜飯 (加熱式容器)
中央本線
甲府駅
- 武田氏陣中鍋めし (1967年発売)
小淵沢駅
- 山菜鶏釜めし、山のふもとのとり釜めし、炭火焼地鶏釜めし、アワビの釜飯
東北本線
仙台駅
- クジラ釜飯
信越本線
横川駅 (群馬県)
- 峠の釜めし(1958年発売)
長岡駅
- 火焔釜めし
新津駅
- 越後国釜飯(山の幸)、越後釜飯(海の幸)
高山本線
美濃太田駅
- マツタケの釜飯
上越線
越後湯沢駅
- まんぷく釜めし
飯田線
飯田駅
- 伊那谷山菜釜めし
播但線
和田山駅
その他名物の釜飯
山口県萩市見島
-うに釜めし