鈴彦姫 (Suzuhikohime)
鈴彦姫(すずひこひめ)は、鳥山石燕の『画図百器徒然袋』にある日本の妖怪。
付喪神の一種で、頭部に鈴を頂いた女性の姿として描かれている。
『画図百器徒然袋』中の解説文では、かつての日本で鈴が神霊を下ろすための祭具として用いられていたことが述べられている。
また、日本神話で天岩戸に隠れた際に天照大神を引き出したアメノウズメのことが述べられている。
鈴彦姫は神霊を下ろす鈴が化けた妖怪、または前述の2つの共通するテーマである「神を引き出す」をもとに創作された妖怪と推測されている。