鞍作止利 (KURATSUKURI no Tori)

鞍作止利(くらつくりのとり)は、飛鳥時代に活躍した帰化人系の仏師。
鞍作鳥、止利仏師とも。
法隆寺金堂本尊銅造釈迦三尊像(623年)が代表作。
渡来人の司馬達等を祖父にもつ。
安居院(飛鳥寺)本尊の釈迦如来坐像(飛鳥大仏)も止利作とされている。
だが、後世の補修が甚だしく、当初の部分は頭部の上半分、左耳、左手の指の一部のみとされている。
その他、法隆寺等には、「止利式」と呼ばれる同系統の仏像が現存する。
中国北魏の仏像の様式の影響を受けた、古式の衣文や服制、杏仁形の眼、古式の微笑(アルカイックスマイル)などに止利および止利式の仏像の特色がある。

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