骨酒 (Kotsuzake)
骨酒(こつざけ)は、日本料理で、酒の飲み方のひとつ。
焼き魚で肉をとったあとの骨や鰭(ひれ)などをふたたび火にかけてあぶり、ちょっと焦がす。
コップなどに入れ、熱燗の酒をこれにそそぐことで日本酒に独特の香味を付けてあじわうことができる。
中部地方では焼いた魚をそのまま燗酒に浸して賞味する。
使うのは岩魚、アユなどの川魚。
一種スープのような味わいである。
口当たりが良いので飲みすぎには注意が必要となる。
焼き魚をそのまま使用する場合は一尾で2~3合の酒に風味を付けることができる。
使用済みの魚は通常の焼き魚と同様に、醤油・塩などで好みの味付けを施し、食すことができる。
魚には酒の風味がしみこんで、よい肴となる。