怡子女王 (Princess Ishi)
怡子女王(いし(よしこ)じょおう、生没年未詳)は、平安時代後期の皇族。
怡子内親王とも表記する。
賀茂斎院。
後三条天皇の皇孫。
輔仁親王の娘で母は従三位大蔵卿源行宗女。
北小路斎院と号した。
後白河天皇の猶子となり、内親王宣下を受けたらしい。
斎院として崇徳天皇・近衛天皇・後白河天皇・二条天皇の4代の天皇に奉仕した。
長承2年(1133年)12月禧子内親王(鳥羽天皇皇女)と交替で斎院に卜定。
保延元年(1135年)初斎院より紫野斎院に入る。
平治元年(1159年)閏5月、病により退下。
斎院には彼女に代わって式子内親王(後白河天皇の皇女)が卜定された。
帰京後の消息は不明。
彼女に仕えた女房に、宣旨越後・兵衛(神祇伯顕仲王女)らがいた。