明治節 (Meiji setsu (the birthday of Emperor Meiji))
明治節(めいじせつ)は、かつての祝祭日の中の四大節(紀元節、四方節、天長節、明治節)の一つ。
新暦11月3日。
旧暦9月22日。
明治天皇の誕生日で、昭和2年(1927年)制定。
明治天皇の在位中は天長節だった日付が、名君とされ近代日本の礎を築いた明治天皇の御聖徳を偲び「國民の與論・總意として」制定されたものである。
昭和23年(1948年)廃止された。
現在の「文化の日」はこの日であるが、昭和21年(1946年)の日本国憲法公布にちなんで制定された。
昭和23年に公布されたもので、明治節とは直接の関係はないとされる。
ただし、昭和23年2月26日の国会での議事録には、祝祭日の改正の議論において明治節を通じて「明治時代を永久に思い出して行きたい」との趣旨の答弁がされている。
制定にあたっては実際には関係がないとは言えないところではある。
天皇の誕生日を記念し、国民の祝祭日として定めたことはこれが初めてである。
歌
「明治節」 (作詞:堀沢周安、作曲:杉江秀):昭和3年(1928年)「祝日大祭日唱歌」として制定。