統子内親王 (Imperial Princess Muneko)
統子内親王（むねこないしんのう、大治元年7月23日 （1126年8月13日） - 文治5年7月20日 （1189年9月2日））は、鳥羽天皇の皇女（母は中宮藤原璋子）で同母兄に崇徳天皇、同母弟に後白河天皇がいる。
斎院。
後白河天皇の准母・皇后。
初名は恂子、法名は金剛親・真如理。
院号を宣下されて女院となり上西門院と号する。
『今鏡』によれば並ぶもののない美貌の女性であったという。
略歴
1126年 誕生、内親王宣下
1127年 准三后、斎院に卜定される
1132年 病により斎院退下
1134年 式部大輔藤原敦光の勘申により、名を恂子から統子に改める
1141年 同母兄・崇徳天皇退位、異母弟・近衛天皇即位
1143年 新造三条烏丸第に移る
1145年 母・璋子没
1147年 三条東洞院第に移る
1155年 近衛天皇没、同母弟・後白河天皇即位
1156年 父・鳥羽天皇没、保元の乱
1158年 後白河天皇准母として皇后宮となる
1159年 院号宣下。
女院「上西門院」となる
1160年 仁和寺金剛院において出家
1183年 法住寺合戦の際、皇后宮亮子内親王らとともに頌子内親王の五辻第に避難
1189年 六条院において没し、花園東陵に葬られる